ダイエットに関心を持った人が、一度は試してみたくなるのが「糖質制限ダイエット」でしょう。糖質制限ダイエットとは、米・パン・麺類・芋など、糖質を多く含む食品の摂取量を控えることで減量を目指すダイエット方法です。
糖質を軽減することで体重が減るのは、糖質を摂取すると「肥満ホルモン」とも呼ばれるインスリンが分泌されるためです。インスリンには、体内で消費されなかった糖を脂肪に変えて蓄える働きがあります。糖質制限は、脂肪を余分に蓄えるのを防ぐことで、減量を狙います。
糖質を制限するだけなので、シンプルで取り組みやすいダイエット方法ですが、糖質制限ダイエットで減量に成功した人は「5人に1人」とされています。体重が変わらなかった人は、「4人に1人」います。糖質制限ダイエットを続けているうちに、イライラしやすくなった人も少なくありません。糖質を制限しすぎると、体内は低血糖状態になります。そのため、ホルモンバランスが崩れてしまうのです。ホルモンバランスが崩れると、女性らしいボディを作るのに必要なエストロゲンの分泌が減少してしまいます。糖質制限ダイエット中も、糖質は1日に150gくらいは摂取するようにしましょう。
糖質を制限する代わりに、タンパク質や脂質はきちんと摂取することが大切です。割合としては、「炭水化物5、タンパク質3、脂肪2」です。特に注意が必要なのは脂質です。効率よく分解される中鎖脂肪酸を上手に活用しましょう。中鎖脂肪酸はココナッツやパームフルーツなどに含まれています。